住記屋

設計という「おもてなし」

 
 
先日お客さんを食事にご招待しました。

わざわざお招きするのですから亭主としても

それなりの「おもてなし」をしなければいけません。


あらかじめ苦手な食材、料理をお聞きしてメニューを決め、

器の好みがあればなるべく好みに合うような器を選び、

全体のバランスを見ながら盛り付け、器を配置をします。

最後にその食事に合ったお酒、

嗜好に合ったお酒を選んでもらうことも大切です。

後片付けが終わるとヘトヘトになってしまいますが

喜んで頂けたお客さんの姿を見るとやはり心が満たされます。


食事の「おもてなし」とは相手を心遣い、

さまざまな要素を組み合わせる作業です。

思えばその心遣いと作業は設計とまったく同じです。

どれだけ相手を心遣い、線を引くことができるか。

思い入れのある建築とはそんな心がなければ生まれないのかもしれません。


そして、ヘトヘトになってしまっても

喜んで頂ける施主さんの姿を見たいと思います。

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