住記屋

住宅設計について


「住宅設計は、何に豊かさを感じるかと考えることから始まる」と書きましたが、

ここでは私の住宅設計についての考えを書こうと思います。

 

人生で最も大切なことは何か。

私は「記憶」だと思います。豊かさを感じた「記憶」とその積み重ねです。

「記憶」とは「時間」と言い換えることもできます。

なかでも、人と人との関わりによって生まれる「記憶」は最も大切なものだと思います。

それ家族同士の関わりだとしたらなおさらです。

 

住宅とはそこで生活する人の「記憶」を引き立てる器です。

ここで大切なことは建築が主役としてるのではなく、あくまでも背景だということです。

主役はそこに住まう家族同士の会話や出来事です。

 

私の仕事は家族の生活を受け入れ、その生活を引き立てる純粋な器を設計することです。

どんな料理も引き立て、毎日使っても飽きることなく、時には引き締まって見える。

そんな器(住宅)を目指しています。

 

 

 

 

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