住記屋

情報と建築


近年ではインターネットの普及により一般の方でも簡単に専門的情報が

手に入るようになりました。確かに良いこともありますが、

調べれば調べるほど判断ができなくなるのではないでしょうか。

逆にその判断ができるのであれば、

設計者に設計を依頼する必要などありません。

自分で設計してしまえば良いのですから・・・。


建築の設計とは総合的に判断し決断していく作業の連続です。

設計者は、施主の意向、意匠性、コスト、性能などすべての要素を勘案し

決断を下さなくてはいけません。その決断の裏にはやはり情報が必要です。

それは設計者自身の経験、同じ専門家や現場員、職人の経験を直接聞くことにより

得たリアルな情報です。よって設計を進める上で疑問が出てきたとしても

自分で解決しようとせず、目の前の設計者にどんどん質問をして下さい。

縛りの無いフリーな立場でなければ言えない、 リアルな意見を聞くことができます。


もちろん設計者自身を信頼していただけなければ始まりませんが、

このプロセスを経て深い信頼関係を築けたのなら、

楽しい家づくりができるはずです。

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