住記屋

桃源の家

 車一台がようやく通れるほどの山道を抜けると突然目の前が開ける。まさしく桃源郷のような素晴らしい環境に敷地は位置していた。 週末住宅ではなく日々を過ごすための家を求められ、この環境に合うような大らかな家を目指した。周囲の環境を無駄なく内部に取り込むため、設計作業中は内部空間と外部を 繋ぐ開口部の取り方に終始試行錯誤していたように思う。主となる空間はこの景観を内部に取り込めるよう特に大きな開口を開けている。基本的な生活は平屋部分で完結しているが、南面に張り出したボックスは月見台になっており、小屋裏部屋から外に出ると更なる 眺望が望めるようになっている。 非日常的環境が日常になる人生は誰しも一度は夢見るが、なかなか実現出来るものではない。この理想郷で穏やかな日常を過ごして欲しいと願う。  

 車一台がようやく通れるほどの山道を抜けると突然目の前が開ける。まさしく桃源郷のような素晴らしい環境に敷地は位置していた。 週末住宅ではなく日々を過ごすための家を求められ、この環境に合うような大らかな家を目指した。周囲の環境を無駄なく内部に取り込むため、設計作業中は内部空間と外部を 繋ぐ開口部の取り方に終始試行錯誤していたように思う。主となる空間はこの景観を内部に取り込めるよう特に大きな開口を開けている。基本的な生活は平屋部分で完結しているが、南面に張り出したボックスは月見台になっており、小屋裏部屋から外に出ると更なる 眺望が望めるようになっている。 非日常的環境が日常になる人生は誰しも一度は夢見るが、なかなか実現出来るものではない。この理想郷で穏やかな日常を過ごして欲しいと願う。  

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